ドイツで出産・入院ドイツ事情あれこれ〜

妊娠・出産
めしママ
めしママ

こんにちは。
今日は出産にまつわるドイツと日本の色々な違いを書き出してみます。
私は日本とドイツでそれぞれ出産しました。
違いが沢山あって面白いですよ♫

長男
長男

あくまでもママが体験した、個人的な感想&情報だよー

へその緒

産まれたらまず行われる最初の儀式、へその緒を切ります。

本来ドイツでは、パパが切るのが主流 っぽいですが、私の時はコロナで立会いが出来なかった為、私が切りました。

ドイツではもちろんへその緒を取っておく習慣はありません。
日本で長男を出産した時は、へその緒が取れた時用の桐の箱をプレゼントされましたが…次男のへその緒は、ある時気付いたら無くなってました!(笑)
多分どこかのタイミングで看護士さんが取ったかなんかしたんでしょう。
もし取っておきたい人は事前に言っておきましょう。(その情報がちゃんと共有されるかは怪しいですが…)

カンガルーケア

そして次に行われるのが、カンガルーケア。
産まれたばかりの我が子を、自分の胸元に素肌同士でベチョっと乗せて、肌の温もりを感じさせる、という感じのもの
ドイツではこれが行われるのが一般的だとか。

ただ私は子供が早産だったことから、産後すぐにこれは行われず、別室へ移動し、子供の一通りの検査が終わった後、改めて胸元に乗せられました。

その時間なんと2時間!

その後も退院するまで毎日2時間位、お腹に乗っけてぼーっとする。という時間がありました。
(もっと長時間やりたい、やりたくないは自由で、その都度意思を聞かれました。私は郷に入っては郷に従えで、勧めらるままやってみました。これは私が母子別室だったので、余計にこの時間を充てがわれたのかもしれませんが…)
お陰様で、退院する頃には子供は見事に抱っこ大好き病になってました。

おしゃぶり

ドイツの子供達は結構大きくなるまでおしゃぶりをしてるイメージですが、それは 生まれた時点から始まる ようです。
というのも、出産して別室に移動し、その日のうちに会いに行った時は、我が子は既におしゃぶりデビューしてました。
そしてその後、母子同室になった時には、おしゃぶりがないと泣き止まない感じになってました。。。

検査の時も、少し子供がぐずるとすぐにおしゃぶりをあてがわれます。
退院後も、U3などの検査の時は必須です。
子供が泣くと、すぐにお医者さんから「おしゃぶりさせて」と言われます。

個人的には、おしゃぶりで口内環境が悪くなる、というような話も聞くので気持ちは複雑でしたが…確かに、長男がぐずった時にひたすら抱っこしてた日々を思い出すと、おしゃぶりで寝てくれるなら有難いとも思い、葛藤の日々です。

因みに検査の時お医者さんがおしゃぶりを与える時は、そこにプラス、Zucker(砂糖)のシロップをつけて大人しくさせていましたが、同室の子はそのシロップを貰って日常使いしてました。日本では考えられない発想ですね〜。夜泣きに悩まされる事もなさそう…

キャベツで母乳トラブル回避法

びっくりしたのがキャベツ。
私は産後直後、母乳が作られすぎて、おっぱいが張って熱を持つ、という母乳トラブルにあいました。長男の時もそうだったのですが…
その時に渡されたのがこれ、キャベツです。

キャベツの画像

なんでも、「母乳をあげる前はマッサージをして温かくし、授乳後は冷やす事が大事!」との事で、冷やす方法として「キャベツをおっぱいに貼る」を行うのが一番効果的と。
「なんでキャベツ?他の野菜でもいいの?」と聞いたところ、

看護士
看護士

キャベツじゃなきゃダメよ、見てこの形!ぴったりでしょ?

との返答。

病院の冷蔵庫にはキャベツが冷やされていて、「キャベツ下さい」と言えば出てきます。笑
それを授乳後に毎回新しいのに取り替えます。
それが本当に効いたのかは分かりませんが、次の日には良くなったのは確かです。

ビタミンDとフッ素

日照の少ないドイツ生活で欠かせないビタミンD。
ただ次男の出産は5月末と、既に日が長くなっている時期でした。
それでも「毎日1錠」とビタミンDのタブレットを渡されました。
赤ちゃんにタブレットって…どうやってあげるの? の方法は以下3通り。

①水(お湯)に溶かす
砕いて溶かします。せめて溶けやすいように粉にしてくれればいいのに…
全く溶けません。。。

②母乳に溶かす
スプーンに母乳を搾乳する…シュールです。
そしてやはり、溶けません…

③赤ちゃんの口の中(ほっぺの裏)に入れて母乳を飲ませる
「この方法が一番ラクよ」と教えてもらったものの、最初は「つっかえたらやだなー」と思って①②で頑張ってました。
が、あまりにも効率が悪いのですぐに③をトライ。
確かにラク!
当時2500gとかのチビな我が子でも詰まらせる事なく無事にお薬摂取ができたので、大丈夫なんだと思います。

そして退院時に以下の様な事を言われました。

「3kg を超えたら、ビタミンD + フッ素 が入っているものに替えてください」

歯を強くする為ですね。
ただ、U3(1ヶ月検診)の時に体重が3kg を超えたので、早速先生に聞いてみると、

先生
先生

別に 歯が生えてからフッ素を塗る から、今は気にしなくて大丈夫だよ!

との事。
考え方はお医者さんによって異なってくる様です。
ちょっと楽しみにしてたので、少しがっかり。笑
「処方して欲しければ処方する」という事でしたが、まぁいっか。とかかりつけ医の方針に従うことにしました。

ビタミンDタブレット

ビタミンDのタブレット+スプーン

Hebamme

ドイツで出産、といえば必ず出てくるへバメ(助産師)さん。
出産後に自宅訪問してくれ、子供の様子などを色々見てくれる、心強い味方。
必ずしもマストなわけではないですが、基本は皆様お願いするそう。

ただしへバメさんは数が少なく、ミュンヘンでは取り合い状態。
「安定期に入ったら、産院とへバメ探し」というのがセオリーみたいですが、安定期に入る前から動かないとダメみたいですね。

私は妊娠3ヶ月くらいから地味に探し初めましたが、結局見つからず出産しました。
長男産んだ経験もあるし、まぁいーか。と思っていたのですが…結局早産になってしまい、病院からへバメさんを見つけてないことを指摘され、退院後の心配をされました。そして、「Social Beratung」なる人が入院中にやってきて、看護士さんが自宅訪問してくれるシステムを紹介・登録してくれました。
何か不安、疑問に思う事があったら相談してください、との事で、へバメさんとは若干やってくれる事が違いそうでしたが、せっかくなのでお願いしました。(その話はまた別記事で)
これはこれで便利システムでした♫

沐浴と保湿

よく日本との違いであげられる沐浴。
日本で長男を出産した時は出産した次の日から毎日沐浴指導がありました。
退院後は、夏場に差し掛かっていたこともあり、あせも予防に1日2回、沐浴させてました。

ドイツではそもそも大人も週に2〜3回しかシャワーを浴びない、新生児は1ヶ月はお風呂に入らない、などなど聞きましたが…
私の場合は、子供が2週間入院していたこともあり、最後、退院前に沐浴指導がありました!
多分ドイツでは貴重なんではなかろうか、沐浴指導。
と言っても、ただ洗面台にお湯をためて、ガーゼに包んだ赤ちゃんをお湯に浸からせて、終了!
シャンプーとかは何もしませんでしたが、「家で入れる時は使っていいわよ」との事。
また、目安の頻度を聞いたら「週1回で十分。肌をみて、必要と感じたらでいいわ」という事でした。
(我が家はそれでも気になるので週2は入れてますが…)

沐浴指導

その後、6でお話した看護士さんがいらしたときに同じ質問をしてみたら、「むしろ家でも1歳くらいまではお湯だけで良い(シャンプーはいらない)」と回答されました。

この辺りの考え方も人によるのでしょうね。
また、ミルクやオイルでの保湿は毎日してください。と言われました。

まとめ

1、大事なのは ビタミンD!
2、ヘバメさんはいなくても何とかなる
3、お風呂は週1、保湿は毎日
4、自分がどうしたいかをしっかり持つ

フッ素とか鉄分とか、いろいろ赤ちゃんにあげるもので言われるものはありましたが、結局は「ビタミンDさえあげてれば良い。あとは親の希望次第」という感じでした。

ヘバメさんも、いなければいないで、今回のように「本当に必要」と感じた人にはいろんなシステムを紹介してくれるので、何とかなるもんなんだなーと思いました。

国によって本当にいろいろ違いがありますが、ドイツはとにかく「自分(母親)がどうしたいか」という意志を伝える事が大事な風習です。
私は「何でもいいやー」の人間なので、へその緒が突然なくなろうが、カンガルーケアを数時間やろうが、おしゃぶりをあてがわれていようが、あまり気にしませんでしたが、自分の中で「こうしたい」と決まってる事があれば、それはしっかりと伝えましょう。
「日本ではこういう風習だから」といえば、笑顔で理解してくれるはずです♫

めしママ
めしママ

私みたいに「なんでもいい」という人間の方が、ドイツ人的には「結局どうしたいの!?」となって、扱いづらいみたいです。

なので私は「自分の意見を作る」練習中です〜。

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