今日は小学校の概要をもう少し書いていくよ!
長男はミュンヘンの公立小学校に通っています。
エリアや学校によって全然違うと思いますので、あくまでも参考程度にお読みください。
ちなみに概要編①を読みたい方は以下からどうぞ〜♪
成績の付け方
まずドイツの小学校は、数字の1〜6で成績が付きます。
1が一番良くて、6が一番悪い。
州などによっては、数字にプラスやマイナスが付いたりもするそう。
ただし2年生までは、可愛いニコちゃんマークとかです。
😆😀🙂😐😥 みたいな。
あとはお花の咲き具合だったり、気軽な可愛い感じ。
数字の現実を突きつけられるのは3年生からが基本の様です。
が、うちの長男の小学校は2年生後期から数字になる様なので、そこも少し学校などによって違う様子🤫
そして4年生の成績が進学に影響します。
小学校は4年制
小学校(Grundschule)は4年制です。
卒業後の進路は、その子の4年生の成績や将来の希望、得意分野、性格などなどに合わせて、超絶大まかに言うと、概ね以下の中から決めます。
・Hauptschule (基幹学校) …小学校5年生〜中学3年生
・Realschule (実科学校) …小学校5年生〜高校1年生、その後専門学校
・Gymnasium (中高一貫校) …小学校5年生〜高校3年生、大学入学の為の資格取得
卒業後、どこかの学校に行ったからといって、必ずそこを卒業しなければならないわけではなく、「入学してみたけどなんか違った」「授業についていけない」「進路変更したい」などあれば、変更できるのも特徴だと思います。(色々ルールはありますが)
ドイツの小学校卒業後の進路に関しては、とにかく複雑!!
なのでここではざっくりとしか書かないよ。詳細が気になる人は別途調べてみてね。
ということで、ドイツは4年生で進路をしっかり考えなければなりません。
ドイツ人ママも「早すぎる!」とうんざりしているこの制度、どうにかして欲しいものです。。
授業レベルは、学校次第、担任次第
いやマジそんな事ある!?!?!?
てことは沢山ありますが、私の中で一番衝撃だったのがこれです。
「授業の内容は担任に一任されている」
例えば今まで私が聞いた話では以下の様な事がありました。
・どのテキストを使うかは担任の自由
・どんな授業内容、宿題を出すかは担任の自由
・成績は担任次第
・遠足にどこにいつ行くかも担任の自由
なので、
「Aクラスは毎月遠足に行ってるけど、Bクラスは3ヶ月に1回しかない」
「Aクラスは宿題が毎日どっさり出るけど、Bクラスは全然でない」
という様な事が当たり前におこっています。
びっくりすぎていまだに戸惑います。笑笑
(もちろん、州でそれぞれ定めている教育指針はありますが、日本ほど細かい指定がない…というイメージです)
なので、学校を卒業する頃には、クラスによって学力に差が出ている。
(後述しますが、ドイツは?バイエルンは?クラス替えはありません)
さらに言えば、学校によっても差が出るらしいです。
(学校の中ではある程度揃えているらしい?ので、そもそもの学校のレベルが公立でも違うらしい…)
なので、学校の評判は予め入学前に確認しておくことをお勧めします。
そしてさらっと書いた「成績は担任次第」。これがめっちゃ恐ろしい。
もちろん成績の付け方もある程度ルールがあるので、完全に担任任せとまではいきませんが、例えば授業態度や発言力、と言ったところも評価に影響しますので、単純に担任に好かれてるか嫌われているかで成績が左右される可能性があるようです。なんて恐ろしい…
もうこの辺は、良い先生に当たることを祈るのみ…って、いやそんなんおかしいだろ!!!
と我が家は毎日祈っては突っ込んでます😂
小学校の授業内容
バイエルンの1週間の授業内容は以下の様に決められています。(2024/2025 年度版)
HSU(Heimat und Sachunterricht)は生活科、Wegen und Gestalten(WG)は図画工作。
あと「バイエルンの特徴だね」と言われた事がありますが、入学時に”Religion(宗教)”か”Ethik(倫理)”かを選択します。
基本、キリスト教でない家庭がEthikを選ぶイメージだそうです。(我が家もEthikです)
あとは、英語は3年生からスタートします。
この表は以下のサイトで発見しましたが、他にも各学年における授業の内容なども細かく記載されてますので、気になる方はみてみてください。
クラス替えなし、担任替えは2年に1回
これもエリアや学校によって違うかもしれませんが、うちの子が通う学校は基本クラス替えなし。
担任の先生は1・2年と、3・4年で同じ先生です。
まぁ、「学校は勉強する所」と考えれば、クラス替えをしないのは合理的だなと思います。
でも、「小学校を卒業して進学したら、”友達がいなくて学校に行きたくない”と言って数ヶ月子供のメンタル対応が大変だった」という話をよく耳にしては、「え?10歳でもそんな小学校1年生みたいな事が起こるの??」と疑問だったのですが、きっとこういうところから来るんだろうなぁと思います🤔
日本では定期的なクラス替えや担任替えによって、環境の変化に対する適応力を養われていたんだなーと感じています。
まとめ
1、成績は6段階、小学校3年生から(1が一番いいよ!)
2、小学校は4年制(クラス替えなし!)
3、小学校4年生の成績が進学に影響
4、先生や学校による授業レベルが違う
5、英語は3年生から
6、クラス替えなし、担任替えは2年に1回
と言った感じでしょうか…
やはり先生や学校によって授業レベルが違う、というのは本当に困りもんです。
入学する前に、長男はどこの学校に通うのかを聞かれて答えると、「あ、あそこの学校は評判いいよね」とよく言われました。私は「みんな何を基準に”評判が良い”と言っているの?」と聞いた事があります。そうしたら「厳しいからいいんだよ」と言われて、「よくわからないな、そういうものなのか」と思ったのを覚えています。
同様に担任の先生が決まった時も、近所の卒業生のママさんに「〇〇先生だったよ」と言ったら「当たりだ」と言われました。同じクラスのご両親からの評判もよく、話を聞いていると「一番宿題を出すのが多い、厳しい先生」だから評判が良かったのだと最近納得しました。(そういう視点から考えると、子供にとっての”良い先生”と、親にとっての”良い先生”は必ずしも合致しません)
でも、ではそれが4年生だったら?
甘く点数をつけてくれるゆる〜い先生の方がいいのかもしれません。。
良くも悪くも?先生によって左右される学校生活なんだな、と最近ひしひしと感じているK家です。。
今は2年生になって少しは落ち着きましたが、それこそ1年生の時は「は??」の連続でした。
今でも「何それ!?!?」がまだまだ出てきます。
きっと卒業するまで分からないことだらけなんでしょうね。
皆が行く学校は素敵な所、素敵な先生達でありますよーにっ✨
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