一時帰国シリーズとうとうラスト!
後編では、噂の!?ホテル隔離から自由の身になるまでを書いていきまっす!
帰国して隔離をしたのは2022年2月。
これを書いてるのは6月。6月現在ではもうほとんどの国からの入国で隔離はなし。
まーいらない情報だよなーっと思いつつ、備忘録的に書いておきまーす。
笑い話的なネタとして読んでいただければ良いかと思いまっす♫
前の話を読みたい方はこちら↓
ホテル入室
さて、長~い長~い入国審査を終え、無事にバスに乗ってホテルへ着いた御一行様。
まずはバスを降りて荷物を受け取り、ロビーにて入室手続きが始まります。
この時に少しびっくりしたのは、「ご家族様は一番最後にお願いします」と、
バスを降りる順番も、ロビーでの受付も、家族単位は全て最後だった事。
人数が多いから時間がかかる=最後、という考えからくるものだと思いますが、こちらは1歳と5歳の子供がいる身。
さらにフランクフルト乗り継いで十数時間飛行機に乗り、ようやく日本についたと思ったら4時間の入国審査。子供達も私達も、疲労と空腹で満身創痍。
「えー、また待つの~」「疲れた~」「おやつもうないの〜」
と駄々をこねる5歳をたしなめつつ、走り回る1歳を押さえつける。。。
欧州だったらむしろここは家族優先にしてくれたんだろうなー…
この、育児に全く配慮しない環境、日本に帰ってきたなーって感じるなー…
と、変な所でしんみりしながら20分程?待ったら受付スタート。
隔離中の注意事項など、色々話を聞いてサインして…を繰り返して、5分程で終了。
ちなみにこの時、入国時に入れられた My SOS とは別に、ホテル用の専用チャットQRコードを渡され、毎日の健康報告をするように言われました。
つまり、My SOS とホテル専用チャットと、2重で健康報告をしなければならないのです。
なんて無駄な…そこ連携してくれないの…という不思議な現象。
ちなみにこれの愚痴はまた後程出てきます。笑
あと、大きな荷物は別のお部屋で預かってもらえました。
これはとても助かった!
ただでさえ2人部屋に4人で住むのに、大きなスーツケース達にベビーカーに、パパの仕事の機材まであって、これ床埋まるんじゃね?って内心焦ってたので、とても有難かったです。
パパの機材とベビーカーとは、ここでしばしのお別れをしました。
最後に、1歳の食事について、どうするか聞かれました。
選択肢は2つ。
①1歳4ヵ月用のレトルト離乳食
②大人と同じ食事
振り幅でっかwww
当時次男は1歳8ヵ月で、ほぼ離乳食は卒業してましたが、とりあえず①で頼みました。
そうすると手始めに、その場でこれ↓が渡されました。
おなじみ、レトルト離乳食君。
お野菜せんべい
固形ミルク
ベビー麦茶など飲み物2本
レトルト離乳食のみ毎回配食されて、他のは欲しくなったらフロントへ電話すると(在庫があれば)頼める、というシステムのようでした。(この辺は入室時には特に説明なく、後日ダメ元で「おやつもらえませんか」と聞いたらそんな感じの対応でした)
そんなこんなで、夕飯の大人用お弁当3つもこの場で頂いて、入室です。
部屋の設備
中編でも少し話は触れましたが、色々ありましてK家は「大人2人用の部屋に4人で暮らすスタイル」になりました。
(大人2人と5歳と1歳の子供、計4人)
空港の時は「どれくらいの広さになるか、ソファがあるかどうか、等はこれから手配しますので、現状一切お答えできません」という形だったので、まず入って、それなりに床面積がある事、ソファがある事、大きな窓がある事に安堵しました。
部屋全体の雰囲気もとても良かったです。
とにかく綺麗で整っていて、ここでも「日本帰ってきたな~」と思いました。
設備としてはこんな感じ↓
・TV(地上波、NETFLIX、Youtube 閲覧可能)
・冷蔵庫
・ケトル
・空気清浄機
・Wifi
・コーヒー、紅茶などのティーバック系、水(フロントへの電話で補充可能)
・シャンプーなどのアメニティ(フロントへ電話で補充可能)
・タオル系(フロントへ電話で交換可能)
TV!
ネトフリとYoutubeはマジ神です。
これが無ければ生き延びれなかったと言っても過言ではない。
あと、洗濯物はフロントに当日の朝に電話して予約するシステムでした。
6日あると3日目にみんな洗濯したい心理になる様で、3日目は予約開始5分で予約が埋まり、K家はとれませんでした。
でも4日目は予約ガラガラ。人間の行動心理学の実験みたいですね。
残念なのは2つ。
①電子レンジがない
3食6日、全て冷たいお弁当はとても悲しい。。。
②窓が開かない
ただでさえ鮨詰め状態で空気が薄いのに、喚起が出来ない。
「感染症対策はどこ行った?」「酸素くれ…」と何度つぶやいた事か…
隔離中のルール
隔離中には以下のルールがあります。
①扉を開けてはいけない。
開けるときは食事を取る時のみ。
それも、毎食「今からお食事をお配り致します。再度放送があるまで扉は開けないで下さい」の放送が入り、その30分後位に「お食事をご用意いたしました。マスクを着用して速やかにお取りください」的な放送が入り、そこで初めて扉が開けられます。
唯一外界と繋がる瞬間!!
長男の楽しみの一つでした。
ちなみにその際にちらっと廊下をみると、必ず1人2人監視員的な人が立っていたらしいです。
せめて椅子に座らせてあげたらいいのにねって話してました。
ドイツなんてレジのお姉さんですら座ってるのに。
ちなみに使ったタオルや溜まったゴミなんかも、廊下に置いておきます。
アメニティの補充や新しいタオルなんかも置いておかれます。
徹底して人に会いません!!
②My SOS で現在の位置報告と、健康報告、居場所確認
これは国が定めているアプリですね。
まずはアプリで1日1回、現在地と体温の報告をします。
私は子供の分も入力しなければならなかったので、3人分。
ホテル隔離決めてるのは国なのに、国に現在地の報告を求められる…謎な話でした。
そして居場所確認は、突然電話がかかってきます。
基本はAIからの電話で、本人の顔を30秒映す、という形で確認が行われるのですが、たまに生の人間からかかってきます。
全部AIだった、という人の方が多いみたいですが、K家は初日から生の人間様からかかってきました。
ご本人様曰く「子供がいるとAIだと判断が難しい事があるので、生の人間の確立が高くなる」らしいです。
まぁこれも、ホテル隔離されてるのに居場所確認する意味…??と思う感じでした。
③ホテル管理の健康報告
先ほど、入室の際に渡されたQRコードですね。
こちらでも毎日体温の報告をしなければなりません。
これは、パパが一括して携帯で4人分を報告する、という形になっていたのですが…
結局、毎朝フロントから電話がかかってきました。
というのも「朝起きたら、4人分の体温を測って報告する」という流れだった様ですが、、
私たちの場合、子供達の時差ボケが治らず、夜中起きて明け方寝る、という生活スタイルになっていました。
そうすると毎朝「本日の体温のご報告がまだですが…」という電話で起こされ、「やっと子供寝たとこなのに、起きないでくれ~」と祈りながら、4人分の体温をその場で報告する、という流れになっていました。
今思えば、夜中のうちにパパに報告してもらってればよかったのでは?
とか思いますが、パパは時差ボケなかったし、なんとも難しいとこですね。
とりあえず、やっと寝れたのに起こされる、というとても憤りを覚えた出来事です。笑
ちなみに、体温の基準は37.5度です。
これを上回るとなんか大変なことになるんですかね、そこはわかりません…
④2回のPCR検査
私たちは今回、日本に到着してからホテルを出るまでに3回のPCRをしました。
1回目は中編でお話した、空港でのPCR。
2回目はここホテル入室3日目。
3回目はホテル最終日の6日目です。
これはやはり1歳の子供も、みんな行いました。
前日に「明日の朝7時半ごろお伺いします」と電話がかかってきて、当日、防護服のようなイメージの真っ白な服&ガチマスクを装着された方々が来て、ドアの境界線越しにやり取りして行きました。
長男と大人は唾液、次男は押さえつけて鼻です。
検査結果は5~6時間くらいで出たイメージで、電話で伝えられました。
どちらも陰性であれば、晴れて6日目にはホテルから釈放されます。
Amazonを頼む
あとホテル隔離で頼もしいのはやはりAmazon様!
K家では以下のようなものを頼みました。
味噌汁は必須。
30食だと数が多いかなー?と思ったんですが、見事に食べきりました。
次男が結局、離乳食も食べず、冷たいご飯も食べずで困っていたところ、この味噌汁にご飯をまぜたら、温かい&ご飯が柔らかくなるからか、食べてくれるようになって助かりました。
何よりも、温かい食べ物は身体に染みます…
デザートがないので、子供にゼリーやフルーツジュレなど。
隔離の合間の超ーーー!!!!贅沢な時間。(大袈裟じゃないw)
あとは日本についたらこれだよね。
SIMの入れ替えとか事務的な事も、このうちにせっせとしました。
おむつは、とりあえず隔離中の量だけが欲しかったのだけど、お得パック(大量)しかなくて困りました。結局大量に余ったのを頑張って鞄につめて持ち帰りました。
あとは自分にちょっとおせんべ買ってぼりぼりしたり。。。
注意することは、部屋まで届いたものは、そのまま受け取り…ではなく、その場でスタッフの方と中身を確認します。
危険物が入っていないかどうかの確認なので、そこまでしっかりは見ないですが、万が一見られたら恥ずかしいものとかだったら…ちょっと恥ずかしいかもしれません。(どんなww)
他にも子供と遊ぶ用に、もともと日本にきたら買おうと思っていたゲームを買ったりしました。
漢字カルタやことわざカルタとか、練習用のお箸とか買って練習したり。
それはまた別記事でご紹介します〜
ごはん
ごはんはこんな感じでした。
和洋中!
いわゆるロケ弁みたいな感じでしたが、ドイツから2年ぶりに帰国した我が家はなんだかんだ、毎回おいしく頂きました。笑
中華だー!和食だー!!揚げ物だー!!魚だーっ!! と。
ゼリーが1回だけ出て、めっちゃくちゃテンション上がりました。
ただ5歳にも同じ大人サイズなので、食べきれない分を大人が食べたりとかして、まぁ太りましたけど
解放
そんなこんなで楽しんだホテル生活。
6日目のテストが陰性であれば、出所です。
朝テストを受けたら、結果が出る前から荷造りをし、出れる準備万端にします。
そして13時頃、電話がかかり告げられます。
「陰性でした。荷物の準備ができ次第部屋を退去してください」
ここからめっちゃ早い。
いきなりスタッフさんばーん!来て、
「スーツケース乗っける台車いりますかー!?」
「他の部屋に荷物預けてますよね?今から一緒に取りに行けますか?」
「出れますかー!?」
っと、あれよあれよと、電話があった30分後には皆様部屋から退去していました。
廊下で出会った初対面のご近所様とは、まるで戦友のような空気が流れます。
これ、陽性で追加待機を求められた場合の精神的ショック半端ねぇ…
出られてよかった…
と心の底から思いながら、バスにゆられ、再び羽田の地へ戻されるのでした…
ホテル隔離その後
ちなみにK家は、さらに自宅隔離が1日必要だったので、次の日1日、実家で大人しくして、無事に隔離を終えました。
ちなみに移動日は隔離にカウントされません。
なので、空港についた日も0日です。
羽田から実家も、このころはまだ公共交通機関を使ってはいけないルールだったので、レンタカー借りようとしたら、羽田のレンタカーではマッチした車が見つからず…帰国者専用無料周遊バスで蒲田まで行って、(なんとレンタカーやさんの前で卸してくれた!)レンタカーで帰りました。
↓こんなルートで、このサービスの存在を知らなかった私達でもすぐにわかる様に、あちこちで看板を持ってる方が立ってました。
https://www.forth.go.jp/keneki/tokyo/access/201028-01.pdf
あとこちらのサイト↓でも、少し日付は古いですが、色々交通情報をまとめてくださってるみたいです。
まぁ今は全く必要ない情報ですよねー。
こんな時代もあったんだーっと異世界感が伝われば良いかと思います!
まとめ
1、全ては運
2、Amazon様神
3、TV最高
これにつきますよね。
全ては運!!!!!!
結局の所、食事内容もサービス内容も、ホテルによって変わった様です。
なので今回のこのレポートはあくまでも幾つかあるオプションのうちの1つ。
どんな所になるかはその人の運次第という事でした。
私達は特に可もなく不可もなく、と言った感じでしたが、
人によってはもっと豪華なご飯だったり、凄い広いファミリールームが割当てられたって話も聞くので、
本当にそれは運次第でした。
ま、今になれば全て過去の笑い話ですね。
ちなみに僕は退去する時「えー!出たくなーい!」と言いました♫
それなりに隔離生活エンジョイしたんだよね!ww
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