ミュンヘン保育園、幼稚園事情(実践編)

ドイツ生活
長男
長男

では今回は実践編!
具体的にどうやって保活をして行くかをお話しするよ!
しんどいけど頑張るしか道はない!一緒にがんばろー!

めしママ
めしママ

いやほんとそれね。
しんどいけどやるしかないのよね…

保活の仕方

さて。
方向性が決まったら次は具体的に行動に移ります。
私が現状知っている方法としては下記5点です。

1、Kita-finder+ に登録・申し込み
2、希望園に飛び込みでアプローチ
3、知人紹介
4、Elternberatung(両親相談所)へ相談する
5、Jungensamt(児童福祉課)へ相談する

Kita-finder+

まず避けて通れないのがこの「Kita-finder+」というサイト。

https://kitafinder.muenchen.de/elternportal/de/

ミュンヘンの保育園・幼稚園は基本全てこちらに登録されてます。
私立の場合、情報だけ載っていて、申し込みはできない形になっています。
MAP表示もできるので、まずはこれで自宅近所のどこに園があるかを確認できます。(飛び込み営業の時便利です)

公立の入園申し込みはここから行うようになっており、基本はこのサイトを通して物事が進められます。(でもたまーに独自に申し込みをしなきゃいけない園もあるみたいなので少し注意は必要です。私立かと思って紛らわしい!)

日本では4月が新学年の始まりですが、ドイツでは9月です。
その入園申込みもこのKita-finder+で、2月末あたりを目安に登録を行わなければなりません。(噂によるとその年によって締め切りが若干変動するらしいです…なぜそんな面倒なことを…)
その時期を逃したとしても、まずはここで「◯月から入園希望」と申し込みを行います。

まずはこのサイトに、自分達の情報を入力し、通いたい園に片っ端から申し込み申請を行い、Warteliste(順番待ちリスト)に入れてもらいます。
そうすると、空きが出た園から連絡が来る、という仕組みです。

まぁ基本「連絡は来ない」と思っていて良いかと思います。
まれ〜〜〜〜にありますが。

長男
長男

ドイツ人にも「めちゃくちゃ使い勝手が悪い💢」と評判最悪のサイト!
そのうちこのサイトについては詳しく記事を書きますね♪

めしママ
めしママ

気が乗ったらね!ほんとこのサイト面倒臭いから、皆様が使いやすいようまとめてあげたい気持ちはいっぱいなのだけど…覚悟が必要で。笑
しばしお待ちください。笑

飛び込み営業

そしてこれも(もしかしたら)避けては通れない道。
でもこれに関しては、本当に運だと思います。
これで成功して入園出来た、という例も聞きますが、少なくとも私が行った園(5箇所以上・各所複数回)は一貫して「Kita-finderで申し込んで下さい」と門前払いでした。

めしママ
めしママ

どうやらそう言われてもめげずに
「私は今子供の保育先がなくてこんなにしんどいんです!
                   お願いですから入れて下さい!!」
というアプローチをしなければいけないらしいのですが…
私にはそこまで突っ込める演技力と語学力がありませんでした…

ドイツ語が苦手な場合は、喋れる人を連れて行くと良いかもしれません。
ドイツ語が苦手だとそれだけで面倒臭がって門前払い、というケースも無きにしも非ずな気がします。

あとはアプローチの仕方も重要みたいで、成功した人の話では、「本当にこの園は素晴らしいですね〜!」と何度も足しげく通って褒め倒しておいて、ある程度仲良くなって子供の名前も覚えてもらった辺りで「ところで空いてませんか?」と聞いたら入れた。という話も聞きました。笑

ちなみに私は飛び込みが本当に嫌で、最初のうちは「まずメールでアポ取りから」と律儀なことをやろうとしたのですが、まぁ返事は来ないですし、来たとしても「kita-finderに申し込んでね」と言われて終わる。とかで全く進展しなかったので、もう諦めて、腹をくくって飛び込み営業をする様になりました。

ちなみに、4歳と0歳の息子を連れて、「2児育児で幼稚園ないのまじめっちゃ大変なんだけど」アピールしまくっても効果はゼロでした😭

長男
長男

毎回僕もママと一緒に行ってたけど、断られ続けるとだんだん「誰も僕を入れてくれないんだ…」と悲しくなってきて、断られた幼稚園の前でしゃがみ込んだ事もあったよ。それでも言われたのは「tut mir leid(ごめんなさいね)」だけだった。
本当に辛くて悲しい時期だよ。

めしママ
めしママ

ちなみにドイツ人のママ友に聞いたら「どうせ見つからないと思って、非効率だから飛び込みはやらなかった。Elternberatun(後述)に行ったわ」と言ってました。なのでこれは本当に運や、エリア差なんかもあるんだと思います。

知人紹介

一番強いのは知人紹介ですね。
友人の中に希望の園に通ってる人がいたらぜひ空きがあるか確認してもらいましょう。

と言うのも、先に『「Kita-finder」で申し込みが鉄則』と書きましたが、実際は「兄弟枠、知人枠で定員がいっぱいになってしまっている」のが現実です。

本来は「kita-finder+で申し込まれた人の中から、点数制で ”点数の高い人からとる”」という流れだそうですが、そこらへんはゆるゆるで、実際は園が自由に通わせたい子を選べる権利を持っています。
なので、知人枠に入れるチャンスがあったら遠慮なくお願いしましょう!!!!

Elternberatung(両親相談所)

結構有効っぽいのは、相談所です。

ミュンヘンですと私はここへ行きました。↓

Elternberatung zur Kinderbetreuung - Geschäftsbereich KITA Strategie und Grundsatz
Wir beraten Sie zur Zeit ausschließlich telefonisch und per E-Mail. Wenn Sie einen telefonischen Beratungstermin buchen,...

ここでは、幼稚園に入れない子たちの親に向けて面談をしてくれます。
私は渡独3ヶ月でここに行き、面談する語学力もなかったので、書類提出という方法を選びました。
(「幼稚園に入れないけどどうしたらいいですか。ここに来るといいと言われてきました」と受付で聞いたら、面談か書類提出かを選べた気がします。ちなみにこの時の受付さんは英語NGでした)

めしママ
めしママ

今でも語学力はないけどねー!!

書類には、家庭の現状、求める幼稚園の形(預け時間など)を細かく記載して、サインして提出するだけ。

早い人は、3ヶ月足らずでここから「幼稚園見つかったよ」と電話がかかってきた、という話を聞きました。

そして、今長男が通っている幼稚園も、ここからの紹介です。
「ちょっと遠いんだけど、どうかしら?」と登録から1年後に電話がかかってきました。

本当に遠いんですけどね。(トラムとバスを乗り継いで40分)

でも「無いよりマシ!」と覚悟を決めてOKして正解でした。
というのも、今回の所に入園した後も、引き続き自宅周辺で幼稚園探しは続けてますが、結局他にはまだ見つかってませんから…
もしここ断っていたら…と考えるとゾッとします😨

そしてこのシステムの注意すべき所は、まさにその点。
「紹介を断れない」というとこです。
もし「遠いからそこはヤダ」などと断ると「この人は本気で探す気がない」と捉えられ、その後連絡はこなくなるそうです。

そして結構な確率で、遠い園を紹介されるみたいです。

Jungensamt(児童福祉課)

あとはここに相談するのも良い、と話に聞きました。

München Jugendamt - Jugendämter.com | Deutschland
Wenn Du gute oder schlechte Erfahrungen mit diesem Jugendamt gehabt hast oder wenn Du die Arbeit dieses Amtes kritisiere...


これも、直接電話で訴えると良い、と言われたのですが、そんな語学力はないのでメールを送ってみました。でも我が家は「あなたはElternberatungを通してもう幼稚園を見つけていますね」と言われて終わりました…。
「いやいや、そうだけども!!遠いねん!!」と言ってももう返事すら貰えませんでした。
まぁそんなのいちいち気にしてたらドイツで保活なんてやってけませんので気にしてませんが、ここがどれくらい効果があるかは私には今の所わからないです。

でもこんな感じの保活事情ですので、藁にもすがる思いで何でも当たって砕けたい感じになります🤣

私立の申し込み方法

私立は簡単です。
HPに申し込みフォームを載せている所もあれば、直接電話や、訪問で入園希望の旨を伝えればWarteliste に載せてくれます。

ただ、「じゃあ空きが出たら連絡しますね」と言われてそのまま音沙汰無くなるので、定期的に「その後どうなってますか?まだ空きませんか?」と催促の電話をした方がいいらしいです。
そうすると「この人は本当に困ってるんだな、次空きが出たら連絡してあげようかな」と記憶に残るらしいです。もはや採用基準はグダグダですね!🤣

採用基準

入門編も通して、何度か「ポイント制」という言葉を使いましたが、公立(kita-finder)の採用基準は基本はポイント制です。

子供が何歳で、親が就労しているかどうか、就労時間は何時間か、、といったところから算出されるそうで、もし両親共働きでなければ採用確率はかなり下がります。実際は共働きでも入れてない待機児童が大勢いますから。。。

あとは園にすでに通っている子は、通ってない子よりポイントは下がります。
うちの長男は遠い園に通っているため、近所での園探しを続行中ですが、1箇所空きのある園を見つけたものの、その後すぐに「現状園に通えてない子」の申込が入ってしまった為、長男の入園予定は取消されました。

あとは兄弟ポイント。
兄弟が同じ園に通っていれば下の子のポイントになります。

そしてこれはポイントなのかわからないですが、「5歳の子は優先的に幼稚園に入れる権利」というものがあるそうです。なぜならその子は来年度から小学校に上がる為、集団生活に慣れておかなければならないからです。なのでもし幼稚園が見つからない場合は、前述した Elternberatung やJungensamt に「うちの子はもう5歳なのにまだ幼稚園が見つかっていない」と権利を訴えると良いそうです。

私立は私立で独自の採用基準を設けてるそうですが、前述した通り、公立も私立も基準はあるものの、現実はかなり適当の様です。。なんなんだー!て叫びたくなります。

めしママ
めしママ

ちなみに公立ですが、「コロナで申込家族に会えないのが心苦しいです。私たちへ向けたビデオメッセージを送ってください。それで採用を考えます」という園もありました。すっごい頑張って作ったのに、落ちました!笑
マジで基準がわからない謎な試験でした。笑

長男
長男

楽しかったし、思い出になったからいいけどね!

見学


基本見学は、空きが出て連絡がきてから、次のステップになります。
「空きが出たけど、見学にくる?」と園から電話が突然かかってきます。
これを逃すと他の人に取られてしまうかもしれないので、必ずこれには「Ja!(はい!)」と答えるようにしましょう。
そして見学をする日がそのまま契約の日になったりします。

なので友人なんかはKita-finder+で2月末に9月入園の申し込みを行って、結果が出る5月前後あたりは「いつ電話がきても対応できるように」と、なるべく旅行などの計画は入れないように務めた」と言っていました。

あともう一つ、事前に見学のチャンスがあるのが、“Öffnen Tag” などと呼ばれる、園を公に見学出来る日が設けられる日があります。(Öffnen Tag であってるかなーなんかそんな感じの名前でした。笑)

時期は2月あたり、9月入園希望の人たちを集めて、一気に見学させます。
基本夕方、園児が帰宅してからなので、18時からとかが多いです。
簡単なおやつや飲み物が置いてあり、自由に見学したり、先生と話したりするだけのスタイルもあれば、グループに分けて園の中を紹介ツアーをしてくれたりと、方法は様々。
2月になると、大体園の扉にそのお知らせが貼ってあったり、HPに記載されているので、要チェックです。
飛び込みで行くときも、この時期であれば「Öffnen Tag はいつ?」と聞いたりするのも良いと思います。

これに参加することで入園できるきっかけが作れるか?
というとなかなか難しいと思いますが(むしろ殺到する人の群れを見て、倍率の高さを再認識してドン引きする可能性の方が高いと思いますが)、事前に園の雰囲気を知れるのは純粋に楽しいです。
ぜひ機会があったら行ってみてください♪

まとめ

1、ミュンヘンの保活には気合と根性が必須!
2、Kita-finder+ は登録必須!
3、飛び込みもしてみよう!
4、有効っぽいのはElternberatung.
5、Öffnen Tag は園の雰囲気を知れる貴重なチャンス!
  2月になったら園の扉の張り紙をチェックしてみよう。

K家は今でも引き続き園探しです。
でも長男が、今通ってる園にお友達ができ始めたので、転園は嫌だと主張し始めました。
こうなると園探しもモチベーション下がりますね。
でも次男がいるので、なるべく近くの園に長男を入園させて、次男の兄弟枠をとってほしい、という親の魂胆もあるのです。。難しい!

本当にしんどいミュンヘン園探し。
皆様にも良いご縁がありますように。

めしママ
めしママ

最初は本当〜〜〜にしんどかった!
けど、もう今は適当にゆるーく探してます。
あまりストレスにならずにお互い頑張りましょう!

長男
長男

みんないい園に巡り会えますよーに♡



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