今日はミュンヘンでの保育園・幼稚園についてお話します♪
今回は入門編、ざっと色んな定義だったりを伝えるよ♪
長男の幼稚園探しもも~~~ほんっとに大変で。。
結局見つかるまでに1年半かかりました。
それも家から遠いところにやっと決まった、という感じなので、
まだまだ近場で通える園を探し中です。
次は僕の分もがんばってね~♪
ちなみにこちらの記事は 2021年に書いてます。
やり方もどんどん変わると思うし、地域差なんかもあると思うから、あくまでも参考の一つにしてください♪
ドイツの保活事情
まずはドイツの保活事情から。
こちら、一言で言って、ちょーーーーーーしんどいです。
K家はもともと東京住まいで、長男は0歳から保育園に通ってました。
その頃も、保育園受かるかな…という不安とともに、色々な園に見学に行き、右往左往していたのを覚えています。
が、今思うとドイツの保活に比べたらなんてことなかったな、と思えてきます。
というのも、日本は基本「ポイント制」だったと記憶しています。
両親が共働きだったら何点、兄弟がいたら何点、何歳だったら何点、、、それらを合計して、高い人から採用されていく。
それって、言ってしまえば、ポイントが足りなかったらどうしようもないじゃないですか。
ところがドイツは(公ではポイント制などを取り入れているという話も聞きますが)、基本、運と行動力がものをいいます。
そう、自分の行動によって結果が変わる!!!!
これ、面倒くさがりな私には本当にしんどいやつです…
ちなみにK家は長男が3歳のころにドイツ引っ越し、保活を始めましたが、次男の様にドイツで産まれる子、かつ0~1歳から保育園に入れたい!という希望の方は、生まれる前から保活を始めるそうです。
私が次男を出産した時、同部屋だったお母さんは、数日前産まれた子はもう保育園はみつけてある、と言ってました。(ただもともと住んでた家だと都心で、保育園は見つからないので、出産を機に少し郊外へ引っ越した、と言ってました)
ではそもそもなぜドイツはそんなに保活事情が厳しいのでしょうか。
厳しい理由
一番の大きな理由は、ベビーラッシュです。
移民問題や、取得しやすくなった産休・育休といった社会的事情などから、最近ドイツは全体的にベビーラッシュになっているイメージです。
ミュンヘンもその例外ではありません。
「うちは5人兄弟です」という話をこの1年半で何人から聞いたかな…と思うくらい子供がたくさんいます。(普通のドイツ人のご家族でも3人兄弟とかは普通ですし…)
という流れから、託児施設は飽和状態。
みな必死に空席を狙って動き回っている、という状態になります。
さらに必要となるのがネットワークです。
公立は「ポイント制を導入している」というものの、実際は園が自由に入園児を決められるようになっているようです。その為、同じ園に通う兄弟枠や、知人枠ですでに定員いっぱいになってしまうのです。
K家の様に、ぽっと外から来た家族が「入れてください」といっても、まぁそんな空きはどこにもありません。
ただしこれはあくまでもミュンヘン中心部での話。
少し郊外に出れば比較的入りやすくなる、という話も聞きます。
(イメージ、定期のMゾーン外というイメージでしょうか)
同じミュンヘンといえどエリア差があるようなので、まずはご自身の住むエリアはどういった事情かがわかると良いと思います。
園の種類
ドイツの託児施設は以下の様な所に分かれています。
・Kinderkrippe …3歳まで通う保育園
・Kindertagesstätte …3歳まで通う保育園
・Kindergarten …3歳以上が通う幼稚園
・Tagesmutter …個人などが自宅などで少人数を預かる保育ママ
・Hort …学童
Kinderkrippe と Kindertagesstätte の違いはいまいちわからないのですが…
基本は保育園と幼稚園で分かれていて、両方ある園もあれば、どちらかしかない園もあります。
保育時間や保育人数、保育の内容は園によって様々です。
ちなみに、Kinderkrippe や Kindergarten などのことを総称でKitaと言ったりするよ! (これも地域差あり)
Elterninitiative
これは親御さんが主体となって運営を行う園になります。
園の運営方法などを親御さんたちが話し合って決めるそうです。
モンテッソーリを取り入れている園はこれに該当するそうで、K家の一番近くの幼稚園はこれでした。HPをみると「まず申し込みをして下さい。空きが出たら連絡をします。そうしたら、他の親御さん達と面談をし、自分の子育てについて話してください」とありました。難題!!笑
あとは園の掃除や片付けなんかも親御さんが当番制でやったりするそうです。
親御さん同士、園の先生たちと密な関係を築きたい、自分の意見を園の方針に反映させて欲しい、という方には良いと思います。
モンテッソーリはやっぱり日本人家庭にも人気みたいですね。
K家は特に拘りはなかったのですが、見学にいった時長男はとても気に入ってました。おそらく理系の子が好きなおもちゃ(算数が遊びでわかるようになっている)が沢山あったからだと思います。
残念ながらそこは空きがありませんでしたが、長男には向いてただろうなーと思いました。
他にも国旗とか色々、楽しいものがいっぱいあったよ!
公立と私立
そして一番違うのは、公立・私立という違い。
公立はなんといっても料金が安い。
保育園は収入に応じて、幼稚園はタダ(給食費のみ徴収)、という形になります。
(↓これがmunchen.de で公開されていた価格一覧表です/2021年2月現在)
私立は大体、周りの話を聞くと月額10万円前後、というイメージです。(多分…)
インターナショナルだったりすると「英語も教えてくれるし、朝食も出るし、1日のプログラムもしっかり構成されていて素晴らしい」という声も聞きます。(基本ドイツの保育園はほったらかしですし、適当ですし、ドイツ語なので、合う合わないはあると思います)
私立は駐在さんも多く利用しているからか、入れ替わりがあるらしく、公立よりも入りやすい、という話も聞きます。(それでもすぐには入れませんが)
日本人幼稚園
ミュンヘンには日本人幼稚園が一つあります。
駐在さんで「ゆくゆくは日本に帰る」という方は帰国後を考えてこちらを選択される事も多いようです。その場合、ミュンヘンには1カ所しかありませんから、家も必然的にこの近くで探す必要が出てきます。
VHS付属幼稚園
あとはVolkshochschuleというカルチャースクールには、幼稚園付属の教室があります。
https://www.mvhs.de/fileadmin/user_upload/Services/Kinderbetreuung/Konzeption_Kinderhaeuser_2_2017_.pdf
これは、親がドイツ語・週5コースを受講したときに利用できるサービスで、なんと幼稚園料はタダ!(だったと記憶してますが、違ったら御免なさい!)
授業は午前か午後か選べて、3時間。
その間同じ建物内にある幼稚園で子供達は遊んで待っていられます。
長男はここに半年ほど通いましたが、「所詮付属幼稚園」と侮ることなかれ。
園庭あり、歌や踊り、工作、おやつ時間、3時間みっちりスケジュールを組んで、しっかり相手してくれます。
さらにこの園の嬉しいところは「親はドイツ語コースに通っている=母国語ではない」が大前提なので、子供達に「ドイツ語を教える」というベースがあります。
やはりいきなりドイツの普通の園に入れられたら、コミュケーションが難しい面も出てくるかと思いますが、ここではそれが当たり前な子達が通っているので、そういう面も安心して預けられます。
長男もここにまず入ったことで、「ドイツの保育園も楽しいところ」と、ドイツ語環境の保育園にも良い印象を与えることができたと思います。
園付きの教室はMax-Weber-Platz しかないのでご注意ください。
まずは園の空きを確認して、確保できたらそれに合わせて授業を取る形になります。(ここも数ヶ月待ちイメージです)
ここに関してもそのうち記事書きまーす♪
Max-Weber は本当に楽しかった!ママがお勉強してる間に沢山遊べるんだよ!
1歳半から通えるらしいから、次男くんも行けるといいな〜
Tagesmutter
あとは園ではありませんが、個人で子供を見てくれる方もいます。
このサイト↓で、自分の住んでいる郵便番号や希望する内容を入力していくと、そのエリアで働いているターゲスムッターさんの情報が出てきます。
この方たちもかなり取り合い、みたいな話をちらっと聞いたので、K家は利用したことがありませんが、もしどうしても幼稚園が見つからないときはこういったサービスを利用するのもありだと思います。(使ったことはないので正確な金額はわかりません、御免なさい!)
Holt(学童)
これも園ではありませんが、何気に幼稚園を決めるときのポイントとなりうる存在です。
といいますのも、ドイツで保活が終わったら、次は学活(?)問題が出てくるそうです😨
K家はまだそこまでたどり着いていませんが、ドイツの小学校は大体12~13時まで。
お昼には家に帰ってきてしまうのです!
それじゃぁ働けないじゃん!!
という家庭のために存在するのがこのHolt。
小学校が終わった後子供たちはまっすぐそちらへ向かい、夕方まで遊んだり、宿題をしたりして過ごします。
この Holt の受け入れ先を探すのもまた大変らしいです。
もちろん「べつにお昼に帰ってきても問題ない」というご家庭なら良いのですが、もしそうでない場合は、Holt が隣接している園に入れると、その子供は小学生になったら優先的に入れるらしいです。
長男の園もHolt 付だったので、最初はやったー!と思ったんですが、
見事に我が家は学区外でした。
Holt を考えるときは、将来どの小学校に通うのか、その小学校はそのHolt の対象内か、という所を調べる必要があります。
まとめ
1、ドイツの保活、マジ大変
2、種類や内容も園によって様々!
3、園以外の所も色々関わってくる可能性
まずは、自分が子供をどんなところに通わせたいか、生活事情とあわせてイメージするところから始まるのかと思います。とはいえ、選り好みできないのが現実。
最終的にK家は「どこでもいいから入れてください~!涙」となりましたが、まぁそれでもある程度イメージは大事ですよね。
まだまだ私もミュンヘン保活初心者ですが、とりあえず長男の保活を終えて(はいないけど)、得た知識はこんな感じです。
つぎは実践編!
ミュンヘンでの保活の具体的なやり方を説明するよ!
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