子供手帳 “Kinderuntersuchungsheft”

子育て
みあママめしママ

今日はドイツでの子育てにとっても大事!

日本でいう「母子手帳」についてお話します。

長男
長男

ママはこれを移住してすぐに作らなかったから、後々大変だったと後悔してたよ!みんなは移住したらすぐ作ろうね。

ドイツでの出産・子育てに必要な3種の手帳

まず、日本では「母子手帳」と呼ばれるもの。これは「妊娠〜出産〜その後の子供の成長記録+予防接種」まで全てが1冊にまとまっています。優秀!しかしドイツでは、これらは3種類に別れています。

Mutterpass(ムッターパス/母親手帳)

まず、妊娠したら産婦人科で支給されるのがこの Mutterpass。

名前はMutterpassですが、妊娠〜出産までの情報が記録されるものなので、もちろんお腹の中の赤ちゃんの情報も含みます。記入するのは基本お医者さんで、私は自分で記載した所はありません。

毎回産婦人科へ行く度に提出。産婦人科の予約日もこの最初のページに記載してくれます。

普段出歩く時も持ち歩く様にし、もし出先で何かあった時は、これを救急隊員の人なりに見せれば対応してくれる。との事です。

出産6週間後の産後健診を受けたらこの手帳の役目はおしまいです。

Kinder-untersuchungsheft(キンダーウンターズッフングスへフト/子供手帳)

めっちゃ長くて絶対言えない名前の手帳。

病院でこれを作りたい、という時に何度も言おうとして言えなくて、受付のお姉さんに笑われました。そしてその時「Gelb Hefte(黄色いノート)」と言えば良いと教えてもらいました。簡単!(英語でもイエローノートで通じます)

これは子供の成長記録ノートになります。

”Untersuchung”=検診 という意味で、親はU1(出生時)~U9(小学校入学前) までの検診を受けさせる義務があるようです。

本来は生まれた時に病院で作成されるものですが、移住してきた子は小児科へ行って作成してもらわなければなりません。そしてその際に、日本で受けてきた予防接種を確認し、ドイツで接種必要なものがあるかどうかを教えてくれます。

Impfbuch(インプフブッフ/予防接種手帳)

こちらは予防接種に関するノート。

生まれた時に②と一緒に発行されます。もし移住してきたのなら、小児科で②と一緒に作成されるものなのですが、K家の長男はこれを持っていません。

というのも、渡独する際に作成した「母子手帳英語版」に全て日本で接種した内容が記載されているので、「これでいいよ」と言われ、改めてドイツで作成する必要がなかったのです。

英語版母子手帳

上記で触れましたが、K家がドイツ引越しをする際はこちらを作成しました。

英語版母子手帳。

ちなみにこちら「役所で貰えるだろう」と思って引越し前に区役所へ行ったところ、「日本在住の外国人の為のものなので、海外へ行く方用ではありません」とお断りされてしまいました。(たまたまその場にいたスタッフの一人がそのマニュアルを知っていて、他の方は知らなかった&「あげてもいいじゃん」的な雰囲気だったので、その時の状況によってはくれる可能性もあると思います)

仕方なく私はこちらで購入しました ↓↓

英語/日本語母子健康手帳 800円+税

全てを記入する必要はないかな、と思い、中でも大事そうな、出生当時の情報と予防接種だけ転記(◯歳児検診などのは無記入)しましたが、今の所それで問題なさそうです。

前述した様に、ドイツで子供手帳(Kinderuntersuchungsheft)を作成してしまえば、あとは予防接種手帳として使うのみなのですが、第二子妊娠時、出産する病院で事前問診があった時に「第一子の時のMutterpass」も持ってくるように言われました。第一子が普通分娩か、何週で生まれたか、何か問題があったか、何グラムだったか、などをみる為の様です。(私は見事に持って行くのを忘れたので全て口頭で説明しましたが、それでもOKでした)

移住したらまずは Kinder-untersuchungsheft を作ろう

私が移住してまず後悔したのが、これを先送りにした事です。

というのは、移住して初期はやる事がいっぱいありすぎて(そもそものビザ取得だったり、住所登録だったり、税務署行ったり、役所から届く様々な書類の解読だったり…)健康優良児である息子の病院関係は完璧放置でした。

ただそうしている間に私の通う語学学校が決まり(VHS)同時に子供も付属の幼稚園へ通う事になりました。

その際に必要となったのが、この”Kinder-untersuchungsheft(子供手帳)”と”Impfbuch(予防接種手帳)”です。

園長先生から「1週間後に正式申し込みにサインしてもらうので、その時にもってくる様に」と言われた時に私はこれら手帳の存在を初めて知りました。(園長先生にそれはそれは驚かれました)

そしてドイツの小児科がまた予約が取れない…!!基本は予約制なのですが、そもそも新規患者を受け付けてない小児科もあり(最近ドイツはベビーラッシュの為、小児科もパンパンらしいです)、電話をかけても断られるか、予約が取れても1ヶ月後か、そもそも繋がらないか…(繋がらないのはドイツあるある)

最終的に「これ間に合わねぇ…」と途方にくれていた所、たまたまその時出会った近所の方に「予約なしOK」な小児科を紹介してもらい、そこに飛び込みで行き、事なきを得ました。(それでも手帳の作成は後日改めて、となったので、先に幼稚園用に「手帳は作成します。通園しても問題ありません」のお手紙を書いてもらいました。Impfbuchは「これでいいって病院に言われたよ」と英語版母子手帳を見せたらそれでOKでした)

という事で、まずは小児科探しが意外と大変だったりします。

そしてドイツの保育園・幼稚園事情は日本よりも過酷です。(今回の付属幼稚園も凄いゴリ押し&運で獲得した感じです)なのでせっかくのチャンスをこんな事で潰さない為にも、まずは小児科探し、子供手帳作りは早めにしておく事をオススメします。

まとめ

①子育てに必須!Kinderuntersuchungsheft と Impfbuch
②英語版母子手帳も役に立つよ!
②まずは小児科を予約しよう!

まさか小児科が予約が取れないとは思わず、本当にびっくりしました。

何事も後回しはダメですね…

子連れで移住をお考えの方はぜひ参考にして頂けたらと思います。

(病院の探し方についてはこちらの記事を参考にしてください。(→病院の選び方))

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