今日はミヒャエルエンデさんのお墓参りに行ってきたお話しです。
ミュンヘン西側にありました。
森の中にあって、晴れた時に行くと気持ちがいいよ♪
ドイツ児童文学作家、ミヒャエル・エンデ
そもそものミヒャエル・エンデのお話。
我が家は夫婦揃って大好きな作家さんですが、知らない方もいらっしゃるかと思うので、ちょっとご紹介。
ドイツの児童文学作家さんで、有名どころだと、「モモ」とか「はてしない物語」。
「はてしない物語」は「ネバーエンディングストーリー」として映画にもなっています。
(ちなみにサムネに書いてある「カシオペイア」とは、モモに出てくるカメさんです)
出身自体はバイエルン州のオーストリアの国境近くの町のようですが、ミュンヘンに住んでいたことからお墓はミュンヘンにあるようです。
今回初めて知りましたが、2度目の結婚では日本人(はてしない物語の日本語訳者さん)とご結婚されていて、日本にもゆかりがあるそうです。(日本酒好きらしい)
だからネバーエンディングストーリーに出てくる龍は、「ドラゴン」ではなくて「龍」の形をしているとか!
へ〜〜〜〜!!!
享年65歳。
こちら、気になる方はミュンヘン国際児童図書館にて、日本語で「エンデ全集」が借りられますのでぜひ足を運んで見てください♪
そしてこの図書館にはエンデ博物館もありますよ!(私はまだ博物館は行った事がないですが)
その記事はこちらから↓↓
今回は、そんなエンデさんのお墓が結構身近にあると知ったので、行ってきました!
行き方
さてこのお墓、ミュンヘンの西側にあります。
パッと思いつく行き方は3通り。
①Sバーン / Laim
②U5 / Laimer platz
③U6 / Holzapfelkreuth
上記3駅のどれかから、さらにバスに乗り換えます。
(③の場合は歩いても行けるかと思いますが。バス停2駅分なので少し距離はあります)
①51番 Aidenbachstraße 行
②151番 Parkstadt Solln 行
上記どちらかのバスに乗って、「Waldfriedhof Haupteingang」で下車です。
(「Waldfriedhof」という駅もありますが、「Haupteingang(=正面入口)」の方が近いです)
②は日曜は運行してないので、20分に1本。
それ以外の曜日であれば10分に1本間隔で出てます。
降りれば目の前が墓地の敷地になります。
森林墓地・Waldfriedhof
さてこの「Waldfriedhof」、直訳すると「森墓地」です。
その名の通り墓地の敷地内が森林になってます。
ちなみに月によって開園時間が異なるようなのでご注意を。
曜日は関係なく、毎日空いている様です。(2020年11月情報)
11〜2月 8:00〜17:00
3月 8:00〜18:00
4〜8月 8:00〜20:00
9〜10月 8:00〜19:00
まず入口の脇に小さなお花屋さんが出てるので、そこで一輪お花を買いました。
包装してくれたけど、イマイチです。笑(長男に速攻はがされました)
そして門は流石のスフィンクス!
きたーーー!!!
テンションノリノリでくぐります!!!
光線は出ませんでしたww
(ネバーエンディングストーリーネタ)
あ、ちなみに道路挟んでスフィンクス真正面のお店は墓石やさんでしたw
合理的😂
そして入ってすぐ右の所に看板が出てますので、ここで墓地の番号をチェック。
特に「ここがエンデさん眠ってるよ!」みたいなインフォメーションは出ていません。
エンデさんは212番に眠っています。
212は2区画あるので注意!
私達はそれに気付かず違う区画を探してしまいました。
ここら辺です↓↓
かなり広敷地な墓地ですが、212番は比較的入口近くに位置してます。
のんびり歩いて10分程度です。
さて森の中を進みます。
こちら晴れた日に行くことをお勧めします。
というのも森 x 墓地なので、曇ったり雨の日だったりすると、憂鬱間違いなしです。
逆に晴れた日はとても気持ちが良い!!
そしてできれば冬は避けましょう。
私たちが行ったのは11月後半でしたが、森の中なので日もあまり差さず、寒いです。
落ち葉が凍ってました😰
長男は上記写真の格好で行ったら「寒い〜〜〜!!!」と怒ってました。ごめん!
そして212番に着いたら、本の形のお墓を探しましょう。
そこにエンデさんが眠っています。
ミヒャエルエンデのお墓
こちらがそのお墓です。
青銅で様々なオブジェが飾られています。
発見!!
カシオペイアー!!!!
またモモを読み返したくなりますね。
「HABE KAINE ANGST」「心配しないで」と甲羅にメッセージが書かれています。
むしろドイツ語原本で読める様に、ドイツ語頑張らなきゃと思える瞬間でした。
他にも、中央の大きな絵本にはファルコンらしき絵が彫ってあったり、ユニコーンが今にも現実世界に飛び出してくる様に浮き出ていたり!
ジム・ボタンに出てくるのでしょうか。(私はまだ読んだ事がないのですが)
ボタンもありました。
他にもフクロウやカタツムリなど、いろいろな動物が絵本を覗き込んでいて、森の中で朗読会が行われている様なイメージです。
とてもほっこりする空間でした☺️
お花も無事にお供えしてきました🌷
ドイツのお墓
ちなみに西洋のお墓はみんな華やかで私は個人的に好きです。
一応お墓なので今回、エンデさん以外のお墓は載せませんが、散歩しながら他の方の墓所ものんびり拝見させて頂きました。(日本ではまずない事ですね。全て一緒ですから)
それぞれ個性があり、犬好きだったんだろうな〜と思わせるお墓には、わんちゃんの足跡の様な彫刻が彫ってあったり、暮石の形も丸いもの、十字架、四角いもの、輪っかになってるもの、様々でした。
お花も、紫陽花だったり、薔薇だったり、葉っぱで統一されていたりと様々。
見ていて飽きないです。
こんな素敵なところに眠れるなら悪くないね〜!
ママはどんなお墓にしようか、今から考えると楽しくなっちゃう。
個性あふれるお墓にしたいなー、お花もいっぱい飾るの!
と言ってたら、流石に少し話が理解できる長男、無言になりました。笑
と、当時4歳の長男には、これを機に「お墓」「墓参り」という概念を改めて散歩をしながら説明したりして、のんびり素敵な時間でした。
また、私達みたいな明らかに「観光客」みたいに見えるアジア人が行く事は、地元の人たちにはどう見えるのかな、と少し不安でしたが、道ですれ違う人も、エンデさんのお墓にいる時も皆様にこやかに微笑みかけてくれました。(普通の日曜日に行きましたが、結構人が歩いてました。お散歩コースにもなってる様です)
おまけ
凍えて帰宅したK家。
ホットココアを飲みながらネバーエンディングストーリーを観ましたww(エンデ尽くしの日w)
長男は初見。
「さすがに4歳には早いかな?」
と思ったのですが、全然そんな事なく、めちゃめちゃ楽しんで観てました。
そして「今日行ったのは、このお話を書いた人のお墓だったんだよ」と説明して、理解を深めてもらいました。
すごかったよ!
スフィンクス怖かったけど、全部見ちゃった!!
モモなんて絶対長男好みな話だと思うな〜。いつか原文で読む時が来るのかな。
ママはとりあえず、エンデ全集読破したいので、国際児童図書館行ってきます!
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