こんにちは、めしママです。
今日はドイツでの病院選びについてお話しします。
K家はこの1年足らずで、小児科、小児歯科、産婦人科、総合病院と本当に様々な病院のお世話になりました。
病院選びの方法
今のところ、私が思いつくのは下記3通りです。
①日本人がいる病院 ②口コミ ③病院評価サイト「jameda」
①日本人がいる病院
まずよく耳にするのが、「ここなら日本人がいるよ」という情報。
実際ミュンヘンでも日本人医師がいる病院も探せばあります。
ただもちろん数は少ないので、自分の家の近くにあるかは別問題。
さらに小児科などは駐在さんが多く利用されているので、激混み、というお話も聞きます。
もちろん、病院では難しい専門用語も出てきますし、母国語で話せるという安心感は大きいです。
もし「病院は日本人!」という意志が固まっているのであれば、ここに関してはネット検索でそれなりの情報が得られると思います。(私はまだご紹介できる程情報を持ち合わせていないので、今回は割愛します)
我が家の場合は、私が「今後も通い続ける病院にわざわざ遠い所を選ぶ必要はない」という考えなので、近場で日本人の良い場所があれば検討しますが、基本は地元の方達が利用する病院を同様に利用するようにしています。そしてそこには、「せっかく移住してきたのだから、なるべく地元に溶け込みたい」という意志もあります。
②口コミ
病院選びで一番助かるのは、やはり口コミ。
K家は正直、あまり積極的に人間関係を広げていこうと動いていた訳ではありません。
フリーランス移住の場合、もちろん駐在さんと比べるとこういうネットワークは弱くなります。
それでも半年もすれば「この辺りで病院オススメある?」と聞ける友人が近所に何人か出来ましたので、こういった方々から情報を得るのが一番確実です。
③病院検索サイト ”jameda”
とはいえK家が引越したばかりの時、どうしても緊急で病院に行かなければならない事態が起こりました。
日本人の病院は家から遠い。なるべく近くにしたい。
でも近所の情報を得れる友達もまだいない。
そんな時に利用したのがこのサイト。
ここにはドイツの様々な病院が登録されており、場所・連絡先・開院時間・HPなどの詳細情報だけでなく、実際利用した方の口コミも記載されています。
なので、自宅近くで評判のいい病院を探す事も可能ですし、病院によってはこのサイト内でオンライン予約が出来る場所もあります。
なので引越してきた当初、ドイツ語が喋れず電話予約も出来なかったK家は、まずこのサイトで家の近所で口コミの良い病院を探し→記載されている情報からその先生が英語対応が可能かを調べ→オンラインで予約する。という方法を取る事が出来て本っ当ーーに助かりました!
jameda の使い方
このサイト自体はドイツ語ですが、使い方はとても簡単です。
①ホーム画面から、探したい病院の種類と自宅の郵便番号を入力する。
病院の種類の正式名がわからなくても、ある程度「これかな?」と思う単語を入れると、予測で出してくれるところもとても優秀です。(例えば「子供の歯医者さんに行きたい」と思い、まず「Zahnarzt(歯医者)」と打てば、予測の中に「Zahnarzt für Kinder」という文字が現れるので、「これこれ~」と選択するだけです)
そうすれば近所の病院が近い順に出てきます。
こんな感じ。
②Aを押すと病院一覧とMAPが切り替えられます。
③もしさらに詳細を絞り込みたい場合は B(mehr Filter)と C で調整します。
Bでは以下の様な項目で絞り込む事ができます。
✔︎口コミ点数
✔︎開院時間
✔︎女性医・男性医
✔︎子供に優しい・バリアフリー・心配性の患者さん対応・代替療法
✔︎写真付き
Cは、保険の種類、オンライン予約可能、表示距離の調整、が可能です。
◎口コミの見方
口コミ(Note)は最高が「1.0」です。
私が探すときは基本1.5 以内くらいかな。という目線で見ています。
ただこちら、例えば「2.0」でも、口コミの詳細を見てみると「ほかの人は全員「1.0」という評価をしているのに、たった1人の人が悪い評価をしているために全体評価の平均点を下げている」という事もよくあります。
なので「口コミの点数が悪いからこの病院はやめよう」という事はなく、近所で気になる病院があったらまずその口コミの評価の詳細を確認する様にしています。
◎オンライン予約の仕方
このサイトでオンライン予約が出来る病院もありますし、中にはHPが記載されていて、そこからオンライン予約出来る場合もあります。
このサイトで予約をする場合は、
①保険の種類を選ぶ(公的かプライベートか)
②受診の目的を選ぶ(初診か、相談か、緊急か等、内容は病院による)
③日付を選ぶ
だけです。
予約が終われば入力したアドレスに確認メールが届きます。
jameda のデメリット
そんな便利なサイトですが、少し残念なところも。
それは「データ量は多くない」という事です。
というのも、写真が載っていなかったり、口コミ数が少なかったり、最低限のデータしか載っていなかったり…という事はよくあります。
あくまでも検索した時のイメージなので、病院数全体に対して何割がどう、という様なデータがある訳ではないのですが、例えば「ここの病院気になるけど口コミも写真も全然ない…」という事はよくあります。
オンライン予約がない事も多いので「うーん、もうちょっと頑張って jameda!」と心でいつも応援しています。
それでも、このサイトでもしっかり自己・病院紹介をされていて、オンライン対応可能、HPのリンクや写真も載せていて、評価も20人以上のコメントでALL1.0!という産婦人科を近所で見つけて、現在通ってますが、本当に素晴らしいです。パパが「出産終わったら会えなくなっちゃうのは寂しいし、困るね」と発言するくらい良いお医者様に出会えたと話しています。(私生活のドイツ事情で困った事とかも相談に乗ってくれてるので・笑)
他にも似た様な条件の歯医者さんに電話した事もありますが、(実際の診察までは行いませんでしたが)電話対応もかなり神対応をして下さり助かった事もあります。
そしてそこから繋げて頂いた近所の小児歯科はなんと80人超える口コミが全員「1.0」と答えているほど評判の良い歯医者さんだったと、診察を受けた後 jameda で調べて知りました。(確かに対応素晴らしかったです)
なので、私個人としてはこのサイトの口コミは結構信用していて、今でこそ友人から得る生の口コミで病院探しをする事も増えましたが、病院行く前に評価を確認したり、たまに情報が足りない時に利用させていただいてます。
まとめ
1、まずは友達を増やして情報が得られる環境を作ろう! 2、日本人医師ならネットで検索すると結構出てくるよ! 3、病院検索サイト・jameda、それなりに便利だよ!
言葉について少し補足しますと、基本電話でも英語対応してくれますし、先生も英語可能な先生ばかりです。
(一度「私英語苦手なのよ~」という先生もいらっしゃいましたが、日本人の「苦手」とはレベルが違います。全然問題なしでした)
ドイツ語が…と気後れせずに、オンライン予約できないときは思い切って電話してみましょう。
繋がった瞬間「Hallo, sprechen Sie Englisch?(英語できますか?)」と聞けば、基本英語に切り替えてくれます。(そして拙い私の英語でもなんとかなります。いまだにめちゃくちゃ緊張しますが…)
探し方もよく分からない病院探し。
でも失敗するとまた1から探し直すか、イマイチなところにずっと通院しなければならない。
だったら1発で良いところを引き当てたい。
今の所K家は上記の方法で当たり続きです。
皆様にも素敵なお医者様が見つかりますように。
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